https://www.brule.co.jp/3d-printers/formlabs.shtml
イタリアの3DプリンターメーカーのDWSシステムズが、アメリカのデスクトップSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズを特許侵害で米バージニア地方裁判所に提訴した。DWSシステムズによると、フォームラブズはDWSシステムズが開発したヒーティングシステムに関する特許を侵害したという。
提訴を受け、フォームラブズの共同創業者でCEOのマックス・ロボフスキー氏は、「我々は我々のポジションを強固に守りぬく所存です。我々はいかなる特許も侵害していません。特許侵害を訴えて他者の成長を抑えようとする行為に、勝者は存在しません」とコメントしている。
フォームラブズは、これまでに大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズからSLA技術に関する特許侵害で提訴され、和解した経験がある。また、別のSLA3Dプリンターメーカーのエンヴィジョンテックからも特許侵害で提訴されている。
DWSシステムズは、2017年1月にイタリアの裁判所にフォームラブズが同社が開発したステレオリソグラフィー技術に関する特許侵害で提訴している。その後、同社はドイツとトルコの裁判所で同じ内容で提訴し、ドイツの裁判所が2018年8月にDWSシステムズの訴えを認める判決を出している。
裁判の結果は今後のフォームラブズの営業にも何らかの影響を与えるものと見られ、業界関係者の注目を集めている。