https://www.autodesk.com/products/vault-family/features

CADソフト大手のオートデスクが、イギリスのバーミンガムに先端製造技術拠点（ Advanced Manufacturing Facility）を設立する。オートデスクが設立する先端製造技術拠点としては、サンフランシスコヘッドクォーターなどに続く世界で6番目となる。

同施設ではレニショーのメトロロジー・システム、ABBロボティクスアーム、ハイブリッドCNC、メタル3Dプリンターなどの最先端のインダストリー4.0製造機器が配備される。また、オートデスクが独自開発したクラウドコンピューティング・プラットフォームも提供される。

「ロボティクスやマシンラーニングなどのオートメーション技術の台頭は、伝統的なモノづくりと製造プロセスそのものを転換しています。クラウドコンピューティングと共に、より低コストで新技術へのアクセス提供を目指します」とオートデスクのアンドルー・アナグノストCEOはコメントしている。

施設はオートデスクのパートナーとユーザーに提供される。オートデスクのパートナーではBMWとGKNアディティブが既に施設の利用を表明している。また、航空宇宙関連企業複数社が施設の利用を検討しているとされる。また、地元のバーミンガム大学との共同研究なども行われる予定。