https://www.businesswire.com/news/home/20180103005904/en/Desktop-Metal-Awarded-Seminal-Separable-Supports-Patents
アメリカのメタル3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、サポート材の特許を取得した。
米国特許9,815,118、9,833,839として登録された特許は、デスクトップメタルのデスクトップメタル・スタジオシステム・シリーズで使われるレイヤーサポート技術に関する特許。デスクトップメタルでは今後、関連する特許も追加で申請するとしている。
「発明を原動力とする企業として、戦略的知的財産保護によって技術を守ることが出来ました。これらの技術革新により、これまで以上のサイズの造形物をプリントする事が可能になり、より複雑な形状のものもプリントする事が可能になりました」とデスクトップメタルのジョン・マイアーバーグ共同創業者兼チーフ・テクノロジー・オフィサーはコメントしている。
これまでのパウダーベースのメタル3Dプリンターでは、サポート材を使用できるのは一種類の素材に限られていた。デスクトップメタルのサポート材では複数の素材を使用する事が出来るため、プリント出来る造形物の種類や機能が大幅に向上する事が期待される。また、サポート材は手作業で簡単に除去出来るため、これまでよりも複雑で精密な形状の造形物をプリント出来るとしている。
デスクトップ・メタルはマサチューセッツ工科大学の関係者らが2015年に設立した。同社へはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。