来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加 https://www.youtube.com/watch?v=DcNQYW2pOQo

来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加していることが分かった。

国家防衛承認法案(NDAA)と名付けられた法案は、アメリカの来年度の国防予算総額6391億ドル(約70兆3000億円)の支出承認を求めるもので、アメリカ軍のアディティブ・マニュファクチャリング関連予算の増加も求めている。

法案によると、3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術は、アメリカ軍のサプライチェーンを革新するとしている。

また、軍隊における3Dプリンターの増加は戦術レベルで各種のメリットがあり、専門研究機関「防衛マニュファクチャリング革新研究所」の設立を求めている。3Dプリンターは特に、兵器などの希少性の高いパーツ、旧式のパーツの製造などに活用出来るとしている。

同法案はまた、3Dプリンター技術の採用が増えるに従い、3Dプリンターで製造される部品の品質承認の難しさなどが課題として浮上してきているとも指摘している。

同法案の中で、3Dプリンターのための予算は、技術革新用予算132億ドル(約1兆4520億円)に含まれているという。

国家防衛承認法案は、アメリカ合衆国下院の専用サイトで閲覧できる。