エンビジョンテックが特許侵害でフォームラブズを提訴

アメリカのハイエンド3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックが、特許侵害でSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業のフォームラブズを提訴した。

米国カリフォルニア州中央地区地方裁判所に出された訴状によると、フォームラブズはエンビジョンテックが保有する二つの特許を侵害しているという。

訴えによると、エンビジョンテックはフォームラブズに同社が開発した技術の使用を中止するとともに、これまでの特許侵害に対する賠償金の支払いを求めている。

フォームラブズはこれまでに3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズから特許侵害の訴えを起こされ、2014年に同社と和解している。

フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学の学生らが中心となって立ち上げたSLA(光造形)3Dプリンター製造ベンチャー企業。これまでにフォーム1、フォーム2などのデスクトップSLA3Dプリンターを開発し、その性能の高さから世界中でユーザーを増やしている。

これまでのところ、フォームラブズからの公式なコメントは発表されていない。