2024年度の全世界のメタルアディティブ・マニュファクチャリング市場が23億5000万ドル（約3525億円）規模に拡大したとするレポートが発表された。

アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング業界専門市場調査会社のヴォクセルマターズが発表したレポート「メタルアディティブ・マニュファクチャリング市場2025」
は、2023年度に18億4000万ドル（約2760億円）規模だった全世界のメタルアディティブ・マニュファクチャリング市場は、世界的なサプライチェーン停滞の解消や産業セクターでのメタル3Dプリンターへの需要拡大などを受け、同規模へ拡大したとしている。

市場拡大を牽引した主なプレーヤーとしては、ニコンSLMソルーションズ、EOS、スリーディーシステムズ、Velo3D、マークフォージド、レニショー、TRUMPF、DMG Mori、アドアップなどを挙げている。

エリア別ではアジア太平洋地域の成長率が年率33%ともっとも高く、特に中国市場とインド市場が拡大を牽引する成長ドライバーとなった。

同レポートはまた、全世界のメタルアディティブ・マニュファクチャリング市場は今後も高い成長率を維持し続け、市場拡大を続けてゆくと予想している。