全世界の3Dプリンティング市場が、2028年に345億ドル(約5兆25億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社マーケットアンドマーケッツがまとめたレポートによると、2023年時点で150億ドル(約2兆1750億円規模と推定される全世界の3Dプリンティング市場は、今後年率18.1%の高い成長率で成長を続け、2028年までに同規模へ拡大するとしている。
産業セクター別では、コンスーマーグッズ、ヘルスケア、自動車、航空宇宙などにおける需要の拡大が全世界の市場拡大を牽引すると予想している。
3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとしては、ストラタシス、スリーディーシステムズ、マテリアライズ、EOS、GE、ヴォクセルジェット、HP、SLMソルーションズ、クリーングリーン3Dリミテッド、プロトラブズ、オプトメック、ウルチメーカー、レニショー、XYZプリンティング、デスクトップメタル、ナノ・ディメンション、フォームラブズ、マークフォージド、カーボンなどを挙げている。
3Dプリンティングの用途としては、ラピッドプロトタイピングなどの試作製造に加え、コンスーマーグッズなどのエンドユーズパーツの製造での活用が広がるとしている。