全世界の3Dプリンティング市場が2032年に983億ドル規模へ成長

全世界の3Dプリンティング市場が2032年に983億ドル(約14兆2535億円)規模へ成長すると予想したレポートが発行された。アメリカの市場調査会社プレセデンス・リサーチのレポート「3Dプリンティング市場・グローバルインダストリーアナリシス」は、2022年時点の全世界の3Dプリンティング市場を173億8000万ドル(約2兆5201億円)規模と推定した上で、今後年率18.92%の成長率で成長を続け、2032年に同規模へ到達するとしている。

2022年におけるエリア別では、北米市場が全体の34%を占め、ヨーロッパ(29%)、アジア太平洋(28%)、ラテンアメリカ(5%)、中東及びアフリカ(4%)と続いた。

売上構成では、産業用3Dプリンティングの売上が全体の77%を占めた。アプリケーションでは、プロトタイピングが全体の55%を占めた。素材では、メタル系素材が全体の53%を占めた。また、ハードウェアの売上が全体の65%を占め、ソフトウェア(30%)、3Dプリンティング関連サービス(5%)と続いた。

市場拡大を牽引する主な産業セクターとしては、自動車、航空宇宙、防衛、医療、歯科医療、コンスーマーエレクトロニクス、エネルギー、ファッション、食品等が挙げられた。