全世界の3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が2031年までに18億ドル規模へ成長

全世界の3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が、2031年までに18億ドル(約2646億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。

アメリカの市場調査会社スマートテック・アナリシスが公開したレポート「アディティブ・マニュファクチャリングのポストプロセシング:マーケットアナリシスと未来予想」によると、2022年時点で1億7500万ドル(約257億2500万円)規模と推定される3Dプリンティング・ポストプロセシング市場は、航空宇宙などの産業セクターを中心に成長を続け、2031年までに同規模へ拡大するとしている。

3Dプリンティング・ポストプロセシング市場の内訳では、FDM3Dプリンティングなどのポリマー3Dプリンティング用ポストプロセシングが全体の26%を占めると予想している。

各種の3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングでは、サーフェスフィニッシュなどの造形品質が切削加工などよりも粗く、クリーニングや研磨、カラーリングなどの何らかのポストプロセシングが必要とされている。同レポートは、3Dプリンターの世界的な普及に合わせて3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が拡大すると見込んでいる。