全世界の植物由来代替肉市場が2028年に185億2000万ドル(約2兆1112億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社グランド・ビュー・リサーチが発表した「植物由来代替肉市場」によると、全世界の植物由来代替肉市場は年率20.4%の成長率で成長を続け、2028年までに同規模へ拡大するとしている。
植物由来代替肉の市場では、ヨーロッパが最大の消費地となり、市場拡大を牽引するとしている。また、ヨーロッパ市場に次いでアメリカ市場も、高い成長が見込めるとしている。
植物由来代替肉市場における主要ぷれーやーとしては、ビヨンドミート、インポシブル・フーズ、メイプルリーフ・フーズ、クラフト・フーズ、マーロー・フーズ、イートジャスト、オムニ・フーズ、ムービング・マウンテンズなどを挙げている。
植物由来代替肉では、イスラエルのスタートアップ企業のリデファイン・ミートが、イスラエルとヨーロッパ市場で世界初のステーキ用植物由来代替肉の販売を開始している。リデファイン・ミートは、独自開発したフード3Dプリンターを活用し、ステーキ用代替肉やハンバーガー用パティ、ソーセージなどの製品を開発している。なお、リデファイン・ミートの代替肉は、日本では三菱商事が取扱いを予定している。