全世界の3Dプリンター市場が2025年に200億ドル規模へ成長

全世界の3Dプリンター市場が、2025年に200億ドル(約2兆2000億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。イギリスの市場調査会社ザ・ビジネス・リサーチ・カンパニーが発表したレポート「グローバル3Dプリンター市場と3Dプリンティング産業」によると、2020年時点で86億ドル(約9460億円)と推定される全世界の3Dプリンター市場は、今後年率19.4%の成長率で成長を続け、2025年までに同規模に到達するとしている。

産業セクターでは医療の分野での市場拡大が著しく、2020年の19億ドル(約2090億円)規模から、2025年に43億ドル(約4730億円)規模まで拡大するとしている。また医療に加え、自動車、航空宇宙、防衛、食品、建設の分野において3Dプリンターの普及と活用が進むとしている。

医療の分野においては、特に整形外科用インプラント、カスタマイズド臓器モデル、サージカルツール、歯科医療用デバイスなどの製造に3Dプリンターが使われるとしている。

自動車、航空宇宙、防衛などの分野においては、引き続きプロトタイプ製造に3Dプリンターが使われるとした上で、完成品パーツの製造にも使われるとしている。。

3Dプリンター市場における主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、ストラタシス、GE、EOS、HPなどが挙げられている。