全世界のフード3Dプリンター市場が、2025年までに10億ドル(約1080億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。
レポートを作成したのはアメリカの市場調査会社のリサーチ・アンド・マーケッツ。「3Dフードプリンティング」と題されたレポートは、2020年時点のフード3Dプリンター市場を4億8550万ドル(約524億3400万円)と推定、年率16.1%の成長率で成長を続き、2025年に同規模へ成長すると予想している。
同レポートは、フード3Dプリンターの飲食業や食品メーカーによる利用が進み、カスタマイズドフードの普及を加速させると予想している。また、レシピなどがコンテンツ化し、フード3Dプリンターがスマートキッチンアプライアンス化して一般家庭のキッチンで使われるようになるとも予想している。
フード3Dプリンターの領域における主なプレーヤーとして、Structur3D、Mmuse、Foodini、ZMorph、Ningbo、Print2Tasteなどを挙げている。
フード3Dプリンターは2010年頃より世界各地でリリースされてきたが、今日に至るまで一般的に普及したと言えるフェーズには到達していない。同レポートが予想するように、フード3Dプリンターが今後ある程度普及するのか注目される。