3Dハブズが2019年度第一四半期3Dプリンティングレポートを発表 https://www.3dhubs.com/get/trends/

オランダの3Dプリンティングサービスビューローの3Dハブズが、2019年度第一四半期3Dプリンティングレポートを発表した。同社の400社のユーザーを対象に調査したもので、サービスの利用状況や市場動向などの考察が加えられた。

レポートによると、昨年一年間に3Dハブズが3Dプリントした部品数は75万点で、そのうちの75%が従業員数100人未満の中小企業からの注文だった。

地域別ではアメリカからの注文が全体の49.4%を占め、カリフォルニア州からの注文だけで全体の10%を占めた。また、イギリスからの注文も全体の18%を占めた。ヨーロッパ全体からの注文は全体の41%を占め、アジア太平洋地域からの注文は全体の9%にとどまった。

業界では自動車産業からの注文が多く、アメリカとドイツの自動車メーカーの75%が自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを利用していることがわかった。3Dプリンターの利用用途は試作品製造が未だに多いとしているものの、完成品部品の製造に3Dプリンターを使うトレンドが強まっているとしている。

3Dプリンティング市場の内訳は、3Dプリンター用ソフトウェア(27%)、3Dプリンティングサービスビューロー(24%)、3Dプリンター用素材(15%)、オンライン3Dプリンティングサービス(12%)、その他のサービス(21%)だった。

3Dプリンターの造形方式ではFDM(80%)、SLA(12%)、SLSおよびMJF(8%)だった。

なお、レポート全体は3Dハブズのウェブサイトにて閲覧できる。