https://www.appliancedesign.com/articles/95734-innovations-in-metal-3d-printing
アメリカの市場調査会社のグランド・ビュー・リサーチが、2025年までにメタル3Dプリンティング市場が30億ドル(約3300億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。それによると、2017年時点の全世界のメタル3Dプリンティング市場は3億3400万ドル(約367億円)規模で、今後年率31.8%の成長率で成長を続け、2025年に30億ドル規模に到達するとしている。
メタル3Dプリンティング市場の成長を牽引する業界セクターとして、同レポートは特に航空宇宙、防衛、自動車、医療、歯科医療の領域を挙げている。中でも医療と歯科医療の領域で高い成長性が見込めるとしている。
メタル3Dプリンター用素材ではチタンパウダーが最もニーズが高く、素材市場全体の63%のシェアを占めるとした。また、スチールパウダー、ニッケル、アルミニウムの需要の伸びも期待できるとした。
エリア別では北米市場が全体の35%を確保し、市場全体を牽引するとした。また、アジア太平洋地域の今後の年間伸び率が34.1%に達し、最も高い成長率を確保するとした。また、公的投資の伸びなどから、2025年までにヨーロッパがメタル3Dプリンティングの最大の売上を確保するとも予想している。