欧州議会が3Dプリンティング技術についてのワーキングドキュメントを公開 https://ecf.com/news-and-events/news/valuing-cycling-european-parliament-how-address-%E2%82%AC80-billion-cost-physical

欧州議会が3Dプリンティング技術についてのワーキングドキュメントを公開した。

「3Dプリンティング技術に関するワーキングドキュメント:知的財産権と法的責任におけるチャレンジ」と題されたドキュメントは欧州議会法律委員会がまとめたもので、製造業における3Dプリンティング技術の可能性と雇用創出効果などについて論述されている。

製造プロセスの変革、サプライチェーンの改善など、3Dプリンティング技術・アディティブ・マニュファクチャリング技術が製造業にプラスの変革をもたらす可能性があるとする一方で、武器や兵器などの製造に使われるリスク、または他者の知的財産権を侵害するリスク、法的権利を侵すリスクなどについても言及している。

そうしたリスクを回避するため、ワーキングドキュメントは「プリント可能なデジタルファイル」のグローバルデータベースを作り、それぞれのデジタルファイルの著作権などを管理する事を提言している。また、デジタルファイルの利用者から「3Dプリンティング税」を徴収し、著作権者支払う対価の財源とする事なども提言している。

ワーキングドキュメントはPDFファイルで、欧州議会のウェブサイトで閲覧・ダウンロード出来る。