https://all3dp.com/topic/metal-3d-printing/
アメリカの技術系市場調査会社のIDテックが、全世界のメタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル(約1兆3200億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。
「3Dプリンティングメタルズ2018-2028:テクノロジーとマーケット分析」と題されたレポートは、ディレクト・メタル・レーザー・シンタリング(DMLS、直接レーザー焼結法)方式のメタル3Dプリンターが最大のシェアを持ちながら市場拡大を牽引するとしている。2016年時点で、同方式のメタル3Dプリンターは84%の市場シェアを持っているとしている。
全体的には、メタル3Dプリンターの価格低下と性能向上がメタル3Dプリンターの出荷を押し上げる要因になると予想している。
同レポートはまた、DMLS方式のメタル3Dプリンターに加え、エレクトロン・ビーム・メルティング方式(EBM)、ディレクテッド・エナジー・ディポジション方式(DED)、バインダージェッティング方式などのメタル3Dプリンターも普及し、シェアを確保するとしている。
メタル3Dプリンターの市場リーダーとして、EOS、コンセプトレーザー、アーカムなどを挙げている。
メタル3Dプリンターは現在航空宇宙、自動車などの業界で普及が進んでいる。航空中の分野ではロケットエンジンや航空機エンジンの完成品部品の製造で普及が進んでいる。