シェイプウェイズがFDM3Dプリンティングサービスの提供開始

3Dプリンティングサービスビューローのシェイプウェイズが、新たにFDM(熱溶融積層造形方式)による3Dプリンティングサービスの提供を開始する。シェイプウェイズは、これまでに3DプリンティングサービスとしてSLS3Dプリンターやマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを活用してきたが、FDM3Dプリンティングサービスをラインアップに加えることにより、ローボリュームプロダクションやローグレードプロダクションを希望するカスタマーニーズに対応する。

シェイプウェイズのジュールズ・ウィッテCOOは、「工業ユーザーのお客様から多く寄せられている声のひとつに、FDM3Dプリンティングサービスがあります。多くの声をいただいたことで我々は試作を行ってきましたが、造形品質などが満足する水準に達し、この度新たなサービスとして提供を開始することにしました」と説明している。

シェイプウェイズのFDM3Dプリンティングサービスでは、ABS、PET、ASAなどを含む五種類のサーモプラスチック系素材が利用できる。

シェイプウェイズは、昨年2024年7月に米デラウェア州破産裁判所にチャプター7を申請し、事実上経営破綻した。同社はその後、事業を承継した旧経営陣により新生シェイプウェイズとして事業を再開した。