アメリカの航空機製造大手のロッキードマーティンが、テキサス州に1万6000平方フィート(約449.6坪)規模の3Dプリンティング工場を増設する。テキサス州グランドプレーリーに増設される3Dプリンティング工場には、ニコンSLMソルーションズのNXGXIIIメタル3Dプリンターなどの最新の3Dプリンターが導入されるほか、ポストプロセス用デバイスや検査用機器などが設置される。
ロッキードマーティンのプロダクションオペレーション担当副社長のトム・カルーバ氏は、「我々は今後もアディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーへの投資を続け、お客様に我々の技術力をベースにしたイノベーションをお届けしてまいります。新工場ではプロダクトデザインのスペースとプロダクションのスペースが同じフロアに位置しており、迅速なマニュファクチャリングを可能にしています」とコメントしている。
工場では、多目的型MAKO超音速ミサイル用ガイダンスハウジングなどの重要な部品が製造されるとしている。
ロッキードマーティンは、1995年にロッキードとマーティン・エリオッタが合併して誕生した航空機メーカー。最新鋭ステルス戦闘機F-22やF-35、世界的ベストセラーとなったCF-130ハーキュレス輸送機などを製造していることで知られている。