マクドナルドがフランスで代替鶏肉ナゲットの販売を開始

世界最大のハンバーガーレストランチェーンのマクドナルドが、フランスで代替鶏肉ナゲット「ベジー・マックプラントナゲット」の販売を開始した。フランス現地メディアの報道によると、マクドナルドはアメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが開発した代替鶏肉を使ったナゲットを、フランス全土の1560店舗での販売を先月10月から開始したという。

マクドナルドはニュースリリースで、「ベジタリアンやフレキシタリアンダイエットを取り入れるフランスのお客様が増加する中、マクドナルドはそのトレンドに対応する決定をいたしました」とのコメントを発表している。

マクドナルドは昨年、ドイツの店舗でビヨンド・ミートの代替肉を使った代替鶏肉ナゲットと代替ハンバーガー「マックプラント・バーガー」の販売を開始している。「マックプラント・バーガー」は、イギリス、オランダ、オーストリア、マルタ、スロヴェニアなどでも販売されている。

マクドナルドは、これまでにサンフランシスコとテキサス州ダラスの店舗でマックプラント・バーガー」のテスト販売を行ってきた。しかし、販売不振を理由にこれまでにテスト販売を中止している。ヨーロッパ諸国の店舗では代替肉を使った製品の販売を強化する一方、アメリカ国内では販売を縮小するという地域別の戦略を採っているものと見られる。