ビヨンド・ミートが新型代替ステーキ肉の販売開始

アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、新型代替ステーキ肉の販売を開始すると発表した。アメリカ現地メディアの報道によると、新型代替ステーキ肉は細胞の菌糸などを原料に作られるもので、ビヨンド・ミートの従来の代替ステーキ肉よりも味や食感が本物のステーキ肉に近いという。ビヨンド・ミートは、ファストフードレストランチェーンなどの大手外食チェーンとのパートナーシップによって流通と販売を開始したいとしている。

ビヨンド・ミートは、六か月前に投資家に対してコスト削減計画を含む自社の事業再生計画を発表し、代替ジャーキー肉などの販売を中止すると発表している。一方、ビヨンド・ミートはアメリカ癌学会などとのコラボレーションを強化し、健康志向の高い消費者へ自社製品の安全性と健康への効果を訴えるキャンペーンを開始している。

ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは、新型代替ステーキ肉はステーキ肉として楽しめるほかに、サラダのトッピングやブリトーのスタッフィングなどにも適しているとコメントしている。

ビヨンド・ミートの発表を受け、NASDAQで取引されているビヨンド・ミートの株は、2セント上昇の5.97ドルで取引を終えた。