イギリスで60歳の男が3Dプリント銃製造の罪で懲役11年3ヶ月の刑

イギリスで60歳の男が、3Dプリント銃製造の罪で懲役11年3ヶ月の刑に処せられて話題になっている。イギリス現地メディアの報道によると、英スタフォードシャー州バートン・オン・トレント出身のディオン・マシューズは現地時間の2024年5月9日、スタフォード・クラウン裁判所で、自宅でFGC-9ハイブリッド・セミオートマチックライフル四丁を3Dプリンターで製造したとしたとして有罪の判決を受けた。

マシューズはさらに、9ミリメートルの銃弾の製造の罪にも問われ、288ポンド(約5万7千円)の罰金の支払を命じられた。マシューズは、自宅で800発以上の銃弾を製造し、保有していた。

マシューズは、昨年2023年10月に行われた罪状認否で、銃火器保有許可証なしに銃火器を保有したことと、3Dプリンターで違法にライフル銃を製造した罪を認めていた。

マシューズを逮捕したスタフォードシャー州警察のジャック・ジョーンズ捜査長は、「我々のメッセージは明確です。3Dプリンターで違法に製造された武器は、従来の伝統的な銃火器と同様に慎重に取り扱われるべきだということです。法を犯した者に対しては、懲役刑を含む厳しい刑罰が与えられます」とコメントしている。