アメリカ有数の資産家のビル・ゲイツ氏が、植物由来代替肉が「人類の未来」であると発言して話題になっている。自身のポッドキャスト「アンコンフューズ・ミー」でのコメントでゲイツ氏は、「気候変動が生じているあらゆるエリアにおいて、人々にもっとも忘れられてしまう存在が農業で使う肥料と牛です。どちらも気候変動を生じさせている大きな原因です」とコメントし、既存の畜産業が環境へ与える悪影響について言及している。
ゲイツ氏によると、牛の畜産業が地球環境に与える影響は大きく、牛肉99グラムを生産するのに地球平均で50キログラムの温室効果ガスが放出されるという。
ビル・ゲイツ氏は、複数の代替肉メーカーに自ら投資していることでも知られている。ゲイツ氏は、これまでに代替肉メーカーのインポシブル・フーズ、ビヨンド・ミート、アップサイド・フーズなどへ出資している。
ゲイツ氏はまた、代替肉が抱える課題として代替肉の味について言及し、「多くの企業はいい仕事をしていると思うけれど、多くの消費者がもっと味が良くなるように求めています。でも、彼らは素晴らしいロードマップを有しており、私は彼らの未来を楽観視しています」と発言している。