フォードがマヴェリック2022シリーズ用3DCADファイルを公開

アメリカの大手自動車メーカーのフォードが、自社のピックアップトラック・マヴェリック2022シリーズ用3DCADファイルを公開して話題になっている。公開されたのはカップホルダー、携帯電話用マウント、ゲームコンソール用マウント、ダッシュボードカビーなどのインテリアパーツ用3DCADファイル。一般的なFDM方式の3Dプリンターで出力できるほか、シェイプウェイズなどの3Dプリンティングサービスビューローで出力できるとしている。

自動車の製造工程で3Dプリンターが活用されるシーンが広がっているが、自動車オーナー自らが3Dプリントできる3DCADファイルが公開されるのは今回が史上初と見られる。自動車業界関係者は、3DCADファイルが実際にどの程度ダウンロードされて使われるのかに注目している。

消費財のメーカーが消耗部品の3DCADファイルを公開するケースは、家電業界などで散発的に行われているが、一般的に広く利用される状態には至っていない。

マヴェリック2022シリーズは4ドアタイプのコンパクトピックアップトラック。昨年2021年10月から販売開始され、2022年1月24日までに13,258台を販売している。