コブラゴルフが3Dプリントパター「キング3Dプリントシリーズ」の販売を開始

アメリカのゴルフクラブメーカーのコブラゴルフが、3Dプリントパター「キング3Dプリントシリーズ」の販売を開始する。HPとHPの3Dプリンティングサービスパートナーのパーマテックと共同で開発したもので、素材には316ステンレススチールが使われ、HPのメタルジェット3Dプリンターで製造された。ヘッドはラティス構造で、従来型のパターよりもウェイトを大幅に削減したとしている。また、グリップはナイロンを素材に、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターで製造された。

「キング3Dプリントシリーズ」のアメリカでの販売価格は349ドル(約38,390円)で、コブラゴルフの従来のパターシリーズよりも100ドル(11,000円)程度高くなっている。コブラゴルフは、現時点ではプレオーダーを受付ており、2021年6月4日から父の日に合わせて正式に販売を開始するとしている。

コブラゴルフは、1973年に1964年オーストラリア・アマチュアゴルフチャンピオンのトーマス・クロウが設立したゴルフクラブメーカー。1980年に世界初のユティリティゴルフクラブ「バファー」をリリースするなど、革新性の高い製品を生み出してきている。同社は2010年に、ドイツの大手スポーツブランドのPumaに買収され、同社の子会社になっている。