コブラゴルフとHPが共同で3Dプリントパターを開発

アメリカのゴルフクラブメーカーのコブラゴルフが、HPと共同で3Dプリントパターを開発した。キング・スーパースポーツ35パターと名付けられたパターはラティス構造を持つ軽量パターで、重量配分が最適化され、最大限の慣性モーメントを実現したとしている。

コブラゴルフとHPは2019年初めにパートナーシップを締結し、HPのメタルジェットプリンティング技術を使ったゴルフクラブの開発を行ってきていた。これまでに35個のプロトタイプを製造し、商品化へ向けて準備を進めてきていた。

キング・スーパースポーツ35パターに採用されたラティス構造のデザインは、従来のパター製造方法では実現できないデザインとされる。素材には316ステンレススチールが使われ、軽量ながらも十分な強度を確保できたとしている。

キング・スーパースポーツ35パターの価格は399ドル(約41,895円)。11月20日よりコブラゴルフのウェブサイトで数量限定で販売される。

コブラゴルフは、1973年にオーストラリア出身のアマチュアゴルフチャンピオンのトーマス・クロウが設立したゴルフクラブメーカー。当初はプロゴルファー用カスタムゴルフクラブメーカーとしてスタートしたが、これまでに一般ゴルファー向けゴルフクラブも市場に提供してきている。