ストラタシスがチーム・ペンスキーと技術提携契約を締結

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、アメリカの自動車レーシングチームのチーム・ペンスキーと技術提携契約を締結した。発表によると、ストラタシスはチーム・ペンスキーのレーシングカー用パーツ製造用3Dプリンターを提供し、パーツ製造に関する技術的な助言などを行う。

チーム・ペンスキーのティム・シンドリック社長は、「ストラタシスは、我々のレースパフォーマンスを向上させる新たなソルーションを提供してくれます。我々の3Dプリンティング戦略は、レーシングカー用パーツを最高の品質で最短の時間で製造するというものです。ストラタシスのアディティブ・マニュファクチャリングマシンは、我々のそのアプローチを確かなものにしてくれます」とコメントしている。

ストラタシスとチーム・ペンスキーは2017年から協業し、これまでに70のレースを共に闘ってきている。ストラタシスは、チーム・ペンスキーに「ストラタシスF900シリーズ」「ストラタシス・フォルタス450mcシリーズ」「ストラタシスF370シリーズ」などの3Dプリンターを提供している。

レーシングカー用パーツを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。レースでは多くの消耗品パーツを必要とするが、3Dプリンターを活用することで必要なパーツを必要な時に必要な分だけ製造することが可能になる。

チーム・ペンスキーは、1958年にF1ドライバーのロジャー・ペンスキーが設立したレーシングチーム。これまでにF1、NASCAR、デイトナ24時間レースなどに参戦し、好成績を収めている。