アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンとスポーツグッズ製造のCCMホッケーが、史上初めてNHL公認ホッケー用ヘルメットを製造した。カーボンのDLSベースの3Dプリンターを使い、ホッケー選手に合わせてラティス構造のヘルメットをカスタマイズして製造した。スーパータックスXと名付けられたヘルメットは、従来の製法で作られるヘルメットより高い強度と通気性が確保されているという。
カーボンのエレン・クルマンCEOは、「我々カーボンは、業界全体を前へ進める革新的な製品を生み出すことに集中しています。ホッケーの領域におけるトップメーカーであるCCMホッケーと提携し、革命的なホッケー用ヘルメットを製造し、ゲームチェンジすることに興奮しています」とコメントしている。
CCMホッケーのジェフ・ダルゼル製造担当副社長は、「スーパータックスXは、ヘルメット・リニア・テクノロジーを使った革新的ヘルメットです。通気性に優れ、着け心地もよく、アスリートを安全に保護します。カーボンとの協業により、ホッケーの世界にこれまでになかったイノベーションをもたらすことが出来たことを嬉しく思います」とコメントしている。
CCMホッケーでは、2021年シーズンからすべてのNHLの選手達にスーパータックスXヘルメットを供給するとしている。CCMホッケ-は、2020年シーズンにおいてコロンバス・ブルージャケッツのセス・ジョーンズ選手を含む3人のNHLプレーヤーにスーパータックスXヘルメットを提供、トライアルを行っている。