カリフォルニア州ロングビーチに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、エレクトロンロケットの打ち上げに失敗した。日本のキヤノンを含む7社の人工衛星がすべて失われた。
13回目となるエレクトロンロケットの打ち上げは、ニュージーランドのマヒアにあるロケット・ラブの打ち上げ基地で行われた。当初の打ち上げは正常に行われたが、打ち上げから四分後の第二弾ロケットの燃焼時にトラブルに見舞われた。
同ロケットにはキヤノンが開発した人工衛星CE-SAT-IBを含むアメリカ、イギリスの企業の7つの人工衛星が搭載されていた。今回の失敗により、いずれも失われる結果となった。
ロケット・ラブは自社のツイッターで、「打ち上げが失敗に終わり、我が社の顧客に対して非常に申し訳なく思っています。第二弾ロケットの燃焼時に不具合が生じたようです。詳細が分かり次第お伝えします」とツイートしている。
エレクトロン・ロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、エンジンのコンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。