アリゾナ州フェニックスに拠点を置く自動車製造ベンチャー企業のローカルモーターズが、新型の小型無人3DプリントバスOlli2.0をリリースする。
Olli2.0は大学キャンパスやシティセンターなどで利用される小型無人バスで、車体パーツのほとんどを3Dプリンターで製造している。前シリーズのOlliに比べ、パーツ点数が50%少なく、製造時間も50%短縮している。
Olli2.0のリリースについて、ローカルモーターズのジョン・ロジャーズCEOは、「この乗り物は、まるで2023年から来たみたいに見えませんか。でも、現時点ですでに我々は目にしているのです。まだ世界中のどこにでもあるわけではありませんが、未来はここにあるのです」とコメントしている。
Olliは12人乗りで、これまでにベルリン市、サクラメント州立大学、バッファロー大学、などに採用されている。
Olli2.0は現在、テネシー州ノックスビルにあるローカルモーターズのマイクロファクトリーで製造されている。ローカルモーターズでは、今後数カ月程度でOlli2.0を納入できるとしている。
ローカルモーターズは2007年設立。2016年に世界で初めて3Dプリンターで製造した二人乗り乗用車「ストラティ」をリリースして話題を集めた。