イギリスのスーパーカーメーカーがストラタシスの3Dプリンターをパーツ作りに活用

イギリスのスーパーカーメーカーのブリッグス・オートモーティブ・カンパニー(BAC)が、ストラタシスの3Dプリンターをパーツ作りに活用している。ストラタシスのF900シリーズを使い、同社のスーパーカー「Mono R」用エアインテークシステムのプロトタイプなどを製造しているという。

BACのデザイン・ディレクターのイアン・ブリッグス氏は、「工業グレードのアディティブ・マニュファクチャリング技術への迅速で効率的なアクセスは、スーパーカーの開発プロセスのゲームチェンジャーです。わずか数時間でプロトタイプを製造でき、すぐにテストすることができます。デザインから製造までの時間を削減し、以前のようにカーボンファイバープラスチックの型を作る必要もありません。テスト走行も問題なくクリアしています」とコメントしている。

「Mono R」は、今年夏に公開されたBACの最新シリーズで、340馬力のエンジンを搭載した最高時速272キロメートルのスーパーカー。エアインテークシステムのほか、ステアリングホイールグリップやエアインレットなども3Dプリンターで製造している。

BACは、2009年にニール・ブリッグスとイアン・ブリッグスの兄弟が設立したスーパーカーメーカー。リバプールに拠点を置き、一人乗りスーパーカーのMonoシリーズを製造している。