https://www.public.navy.mil/airfor/cvn75/Pages/HOME.aspx
アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施する。アメリカ現地時間の今週木曜日、アメリカ海軍のプレスリリースが報じたもので、2019会計年度にアメリカ海軍の空母ハリー・トルーマンに搭載して実施する。
搭載されるのは排水ストレイナー管と呼ばれる部品。水蒸気を通したり水分の除去に使われるという。
試験の範囲は耐衝撃性、耐振動性、低温および高温での稼働性能など多岐にわたる。一年間経過後、部品が外されて各種の分析と試験が行われる。
試験を担当するハンティントン・インガルズ・インダストリーズによると、ハリー・トルーマンでの耐久試験が成功した暁には、アメリカ海軍の他の艦船にも随時応用してゆくという。
アメリカ海軍は、これまでに3Dプリンターを空母エセックスに搭載するなど、アディティブ・マニュファクチャリング技術を積極的に活用してきている。一方で、本格的なメタルパーツを3Dプリンターで製造するのは今回が初のケースと見られる。
3Dプリンターを活用することで各種パーツのオンデマンドマニュファクチャリングが可能になり、製造コストと製造時間を大きく下げられると関係者は注目している。