http://www.pdweb.jp/casestudy/fusion360/fusion360.shtml
CADソフトメーカー大手のオートデスクが、フュージョン360のライセンスモデルを変更する。これまでスタンダードライセンスとウルチメートライセンスの二つのライセンスが提供されていたが、スタンダードライセンスを廃止してウルチメートライセンスに集約する。
ライセンスモデルの変更は10月7日に行われる。これまでスタンダードライセンスを使っていたサブスクライバーのライセンスはウルチメートライセンスに自動的に切り替わる。
ウルチメートライセンスでは、5軸マシニングなどを含むアドバンスCAMの機能などが利用できるようになる。また、ウルチメートライセンスのサブスクリプションフィーは年額1,535ドルだったが、年額495ドルへと大幅に値下げされる。
これまで提供されていた学生・アカデミックライセンスについては、これまでと同様の条件が適用される。また、スタートアップ企業などに提供されていた無料利用プログラムについての同様の条件が適用される。
サブスクリプションフィーの月払いを選択していたサブスクライバーについては、一括年払いへの移行が求め得られる模様。
オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更する背景には、フュージョン360のユーザーを増やし、CADコミュニティのエコシステムを拡大する思惑があるものと思われる。