https://www.dezeen.com/2018/07/24/downloadable-files-3d-printed-guns-publicly-accessible-cody-wilson-defense-distributed/
米国務省と和解し、現地時間の8月1日から3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしていたアメリカの活動家コーディー・ウィルソン氏の活動にまったがかかった。ワシントン州などの8州が、ウィルソン氏と国務省の和解内容に問題があるとしてワシントン州連邦地裁に提訴、3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令が出された。
3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる動きは他州でも広がり、ニューヨーク州はコーディー・ウィルソン氏率いる非営利団体ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内での3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる命令書を発布した。
ペンシルバニア州でも、ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内で3Dプリント銃の3Dモデル公開を行わないよう要請した。ディフェンス・ディストリビュテッドはそれに応じ、同州内からのアクセスをブロックすることに同意した。
コーディー・ウィルソン氏が開発した3Dプリント銃はプラスチックをベースにしており、一般的な金属探知機では探知が困難とされている。また、通常の銃火器のようにシリアルナンバーなども付けられてなく、さらに購入者のバックグラウンドチェックも必要ないなど、治安上の重大な問題があるとされている。3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる機運は、今後もさらに広がる可能性がある。