マテリアライズが3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造 https://3dprint.com/220628/materialise-3d-printing-mammoth/

ベルギーの3Dプリンター関連サービス・ソフトウェア開発のマテリアライズが、3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造し、話題になっている。

マテリアライズは独自開発した大型SLA3Dプリンターを使い、ベルギーのリアー市で発見されたマンモスの骨格モデルを製造している。オリジナルの骨格モデルは1869年に発見され、ベルギー王立自然科学研究所に保管されている。3Dプリンターで製造された骨格モデルは、ひとつに組み立てられて今年10月から一般向けに展示されるという。

骨格モデルは全部で320点で構成される。すべての骨格は研究所のオリジナルモデルをスキャンして作られる。スキャンされたデータは、マテリアライズのマジックス・ソフトウェアを使って調整され、3Dプリンターに送られて造形されるという。造形された骨格モデルは後工程処理が施された後、塗料などで着色されて仕上げられるという。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。サービスビューローの事業に加え、アディティブ・マニュファクチャリング用の各種のソフトウェアも開発している。