https://3dprint.com/212373/constructora-conconcreto-house/
コロンビア初の3Dプリント住宅が完成し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。
3Dプリント住宅を建設したのはコロンビアのアンティオキアにあるEIA大学と地元の建設企業コンストラクトラ・コンコンクレト社。大型のコンクリート3Dプリンターを使い、EIA大学内にあるコンクリート・イノベーションセンターの敷地に建てられたという。
3Dプリント住宅はシングルプリントではなく、32点のピースで造形され、ピースを組み合わせて建設された。建設にかかった時間は合計で26.82時間、住宅の大きさは23.4平方メートルで、ベッドルーム、バスルーム、ダイニングルーム、キッチンが備えられている。
コンストラクトラ・コンコンクレト社は1961年設立の建設企業で、コロンビアとパナマを地盤に事業を展開している。近年建設3Dプリンターの世界的な普及を見て、建設3Dプリンターの導入を決めたという。
住宅やオフィスの建設に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。現時点でフランス、イタリア、オランダ、アメリカ、中国、ロシア、UAEなどで建設3Dプリンターの利用が確認されている。建設3Dプリンターを利用する事で建設コストと建設期間が削減される事から、今後も建設3Dプリンターの普及が進むと業界関係者は予想している。