http://spacenews.com/rocket-lab-electron-reaches-orbit-on-second-launch/
ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、3Dプリントロケット「エレクトロン・ロケット」の打上げに成功した。プラネット・アンド・スパイア・グローバル社の3つの小型衛星を軌道に投入した。
打上げは現地時間の先週日曜日、ニュージーランドのノースアイランドにある同社打上げ施設で行われた。
エレクトロン・ロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、エンジンのコンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。
エレクトロン・ロケットは全長17メートルで、競合企業スペースX社のファルコン9ロケットの四分の一のサイズ。打上げコストはファルコン9の6,200万ドル(約70憶円)に対し、その8%程度のわずか500万ドル(約5憶6,500万円)となっている。
エレクトロン・ロケットは昨年5月に打ち上げられたが、搭載していたソフトウェアの不具合などにより、予定していた軌道に到達出来ず、失敗に終わっていた。ロケット・ラブでは、エレクトロン・ロケットの次の打上げを今年後半までに行うとしている。