ロケット・ラブの3Dプリントロケットが打ち上げに失敗 https://www.youtube.com/watch?v=ZZRk4D5y_RA

アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くロケット打ち上げベンチャー企業のロケット・ラブの3Dプリントロケットが、打ち上げに失敗していたことがわかった。

ロケットはニュージーランドのマヒア半島基地から打ち上げられ、打ち上げから4分後に高度224キロメートルに達したが、ロケットの制御用ソフトウェアにエラーが発生し、ロケットとの通信が遮断した。これにより、当初予定していた周回軌道への投入が不可能となり、ロケットの飛行は停止された。飛行停止されたロケットは自然落下し、大気圏突入の際に燃え尽きたと見られている。

エレクトロンと名付けられた小型ロケットは開発に数年を要し、昨年に打ち上げ・飛行許可を獲得していた。エレクトロンには3Dプリンターで製造されたラザフォード・エンジンが搭載されていた。

エレクトロンの打ち上げは失敗したものの、打ち上げそのものから得られた膨大なデータは今後のロケット開発に活用できると同社CEOピーター・ベック氏は前向きにコメントしている。

エレクトロンは330ポンド(約149.68㎏)の重量の衛星を地球周回軌道に乗せることが可能。価格は1打ち上げ毎に500万ドル(約5億7千万円)となっている。