http://3dscanexpert.com/artec-eva-3d-scanner-review/
アメリカの市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dスキャナー市場が2023年に59億ドル(約6490億円)規模へ成長すると予想するレポートをまとめた。
「3Dスキャナーの全世界市場予測2023年」と題されたレポートは、3Dスキャナー市場は2017年の37億6千万円(約4136円)規模から年率平均7.8%の成長率で拡大し、2023円に59億ドル規模に到達するとしている。
成長の理由として製造業などのクオリティコントロールで3Dイメージが多用されるようになることと、医療における3Dイメージ利用の広がりを挙げている。
また、いわゆるリバースエンジニアリングと呼ばれるモノづくりの手法が広まり、結果的に3Dスキャナーの普及を後押しするともしている。3Dスキャナーの性能と精度が上がり、リバースエンジニアリングそのものの精度を高める全循環発生が期待されている。
3Dスキャナーの普及が進む業界としては、自動車、航空宇宙、防衛産業、製造業などを挙げている。また、特に普及が急速に進む業界として建設業界を挙げている。
建設業界では建設用CADソフトと3Dスキャナーを連動させて使う機運が高まってきている。特にビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)と呼ばれる領域での3Dスキャナーの利用が広がっているという。
国別シェアでは、アメリカが引き続き最大のシェアを有するとしている。