ニューヨーク州バッファローに拠点を置くポストプロセス・テクノロジーズが、4百万ドル(約4億4千万円)の資金調達に成功した。
出資に応じたのはランドキャピタル、リッチモンドキャピタル、ニューヨークベンチャーズなどのベンチャーキャピタル大手。調達した資金はポストプロセス・テクノロジーズが開発中のポストプロセシング技術の向上に使われるという。
ポストプロセス・テクノロジーズは先月、世界初となる大型ポストプロセシング機器DECI長方形サーフェスフィニッシュマシンをリリースした。DECI長方形サーフェスフィニッシュマシンは、一度に大量の3Dプリントオブジェクトのポストプロセシングを行う事が可能。
現在普及が進むFDM方式の3Dプリンターは、積層造形の過程でサーフェスに凹凸が出来たり、完成時のフィニッシュ状態に難があるケースが多い。ポストプロセス・テクノロジーズは、そうしたオブジェクトのサーフェスを滑らかにするポストプロセシングを行う機器の開発を目指していた。
FDM方式の3Dプリンターで造形されたオブジェクトに対するポストプロセシングのニーズは、特に産業ユーザーにおいて高いとされている