ブルーオリジンが3Dプリンターで次世代ロケットエンジンの主要パーツを製造 http://www.satellitetoday.com/launch/2014/09/18/ula-blue-origin-join-forces-on-rd-180-rocket-engine-successor/

アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏がオーナーのベンチャー企業ブルーオリジンが、次世代ロケットエンジンBE-4の主要部品を3Dプリンターで製造し、話題になっている。

ブルーオリジンが製造しているのは液体天然ガスを燃料にする次世代ロケットエンジンBE-4のタービン、ノズル、ローターなどの主要部品。BE-4は同社が開発中のニューグレン・オービットロケットや、アライアンスロケットに搭載される予定という。

BE-4は液体酸素と天然ガスを燃料にした推力50万ポンドの大型エンジンで、メインポンプと複数のブースト用ターボポンプで構成されている。特にOX型ブーストポンプの主要パーツの製造に3Dプリンターが活用されているという。

主要パーツのうち、ハウジング部分はアルミニウムで、水圧タービンはニッケル合金で製造されているという。

3Dプリンターをロケットやロケットエンジンの製造に活用する機運は世界的に高まってきている。ブルーオリジンのライバル企業で起業家イーロン・マスク氏がCEOを務めるスペースXも、自社のロケットエンジン用パーツ製造に3Dプリンターを活用している。