オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、小型デスクトップ3Dプリンター「メーカーボット・スケッチ・ラージ」の販売を開始した。小中学校のSTEM教育用に開発された「メーカーボット・スケッチ・ラージ」は、オンライン教育プラットフォームの「メーカーボット・エデュケーション」、「Googleエデュケーション」などとの連動が可能。
ウルチメーカーのナダヴ・ゴシェンCEOは、「「メーカーボット・スケッチ・ラージ」を活用することで教師も生徒も共にアイデアやデザインを豊かに膨らませることが可能になります。3Dプリンターはプリンター以上に多くのものを提供します。我々が教育エコシステムを持続的に進化させているのはそれが理由です。教育の領域は3Dプリンターが広く普及している領域のひとつです。我々は、これからも創造性と学習意欲を刺激するような製品を提供してゆきます」とコメントしている。
ウルチメーカーは、今年2022年8月にストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズと合併し、改めてウルチメーカーの社名で新スタートを切った。新会社の株主はオランダのNPMキャピタルとストラタシスで、持ち株比率はNPMキャピタル53.5%、ストラタシス46.5%となっている。合併の完了により、新ウルチメーカーの2022年9月1日以降の売上はストラタシスの連結決算の対象外となっている。