ストラタシスがデンタル3Dプリンター「オリジン・ワン・デンタル」の販売を開始

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、デンタル3Dプリンター「オリジン・ワン・デンタル」の販売を開始した。「オリジン・ワン・デンタル」は、独自開発したプログラマブル・フォトポリマリゼーション・デジタルライト・プリンティング技術をベースにした3Dプリンターで、競合製品よりも高速で精密な造形が可能としている。

「オリジン・ワン・デンタル」を利用しているバーデット・デンタル研究所のクリス・ウォルドロップ社長は、「オリジン・ワン・デンタルは正確で、再現性に優れ、製造コストがどの競合製品よりも安いのです。1日あたり10時間以上も使っていますが、その信頼異性たるやかつて見たことがないレベルです」と高く評価している。

「オリジン・ワン・デンタル」は、ストラタシスが買収したオリジンが開発した。ストラタシスは、昨年2020年12月に1億ドル(約114億円)の資金を投じてオリジンを買収、子会社化した。オリジンの3Dプリンターは、現在はストラタシスとオリジンのブランド名を併記して販売されている。また、オリジンの3Dプリンターは素材のオープンポリシーが適用され、ストラタシス純正素材以外にもBASF、ヘンケル、DSMなどのメーカーの製品が利用できる。