トロイ大学が3Dプリンティング関連講座を開設

米アラバマ州・トロイ大学が3Dプリンティング関連講座を開設する。同大学の一般講義として提供される講座は、デザインやプロセスマネジメントなどの3Dプリンティング業界で求められる基本的な知識やスキルを提供する内容となる。講座は今年秋の新学期から提供される。

講座を監修するのは同大学のフランク・マークェット教授。マークェット教授はプロダクトデザイナーとして25年のキャリアを持つ、3Dプリンティング業界のベテラン。講座の開設についてマークェット教授は、「第四の産業革命の時代を迎える中、3Dプリンティングはその中心に存在しています。この講座は特に、大型3Dプリンティング技術に関する基本的な知識を学生に与える内容になります。また、3Dプリンティングで使われる素材に関する知識も学ぶことになるでしょう」とコメントしている。

トロイ大学は比較的早期から3Dプリンティング関連のプロジェクトを展開し、イタリアの3DプリンターメーカーのWASPと共同で3Dプリンター用リサイクル素材の研究開発プロジェクトなどを行っている。

新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、今年秋からの新学期をオンライン講義のみで行う大学が続出しているが、トロイ大学は、3Dプリンティング関連講座を含むすべての講座をオンラインと対人講義の両方で提供するとしている。