フォームラブズがドイツの歯科医療用樹脂メーカーのBEGOと業務提携

米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、ドイツの歯科医療用樹脂メーカーのBEGOと業務提携する。発表によると、BEGOはフォームラブズのフォーム3Bプリンターおよびフォーム23Dプリンター用に、歯科医療用クラウンやブリッジ製造用の専用樹脂を提供する。

フォームラブズは、これまでに歯科医療用3Dプリンティングシステムのフォーム3Bシステムをリリースしてきたが、今回の業務提携によりフォームラブズの歯科医療におけるポジションをさらに強化することになる。

今回の業務提携について、フォームラブズのチーフ・プロダクト・オフィサーのデイビッド・ラカトス氏は、「クラウンとブリッジの3Dプリンターによる作成は、フォームラブズの歯科医療領域のお客様からいただく、もっとも大きな要望のひとつでした。BEGO社と業務提携することで、その要望にお応えできるだけでなく、永続的にお使いいただけるクラウンの提供も可能になります。この業務提携が歯科医療全体にどのような影響を与え、歯科医師が直面する様々な課題を解決することができるのか、楽しみにしています」とコメントしている。

フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。