http://www.memphis.edu/foundation/
米テネシー州のメンフィス大学が、3Dプリンティング研究所の設立へ200万ドル(約2憶2千万円)を投資する。アディティブ・マニュファクチャリング・ラボと名付けられた研究所では、主にメタル3Dプリンティング技術を中心に各種の研究が行われる。アディティブ・マニュファクチャリング・ラボは2018年4月にオープンの予定。
メンフィス大学では、これまでに各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究が行われていたが、大学内にメタル3Dプリンターがないため出力を学外に委託していた。
同施設では物流大手Fedexや医療機器メーカーのメドトロニクスとの共同研究も行われる予定。Fedexとは航空機の交換部品の製造が、メドトロニクスとはカスタマイズ・インプラント製品の製造が、それぞれ行われる。カスタマイズ・インプラント製品の中には、取り出し不要の分解可能なインプラント製品なども含まれているという。
航空宇宙と医療は、現在最もメタル3Dプリンティング技術の普及が進む領域とされている。アディティブ・マニュファクチャリング技術の研究所の開設が相次いでいるが、航空宇宙と医療に特化した研究所の開設は珍しく、業界関係者の注目を集めている。