ジャビルがミネソタ州にマテリアル・イノベーション・センターをオープン https://3dprintingindustry.com/news/jabil-to-develop-3d-printing-materials-establishes-am-materials-innovation-center-147545/

アメリカの製造サービス企業のジャビルがミネソタ州にマテリアル・イノベーション・センターをオープンした。

広さ5万平方フィート(約1,405坪)のセンターでは、主にアディティブ・マニュファクチャリング用ポリマーフィラメントやポリマーパウダーを製造するとしている。

センターの開設についてジャビルのデジタル・マニュファクチャリング担当副社長のジョン・ダルチノス氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術の普及の最大のハードルのひとつが素材です。ジャビルはこれまでに培った素材科学技術のアドバンテージを有しています。センターの開設により、すべてのアディティブ・マニュファクチャリング市場のあらゆる素材ニーズに対し、最大数週間程度で対応することが可能になります」とコメントしている。

センターには40名のエンジニアやマテリアルサイエンティストが常駐し、20台のオープンソースの3Dプリンターが稼働している。センターではユーザーのニーズに合わせた素材をカスタマイズして製造する。なお、素材はジャビルの流通パートナーのチェース・プラスチックスやチャネル・プライム・アライアンスを通じて販売される。

ジャビルは1966年設立の、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。