https://www.greenbatch.com/media/
オーストラリアの非営利団体が、リサイクルフィラメントを無償で学校に提供するプロジェクトを立ち上げ、話題になっている。
プロジェクトを立ち上げたのはエンジニアのダレン・ロマン氏が立ち上げた非営利団体グリーンバッチ。海洋投棄されたプラスチックや廃棄物として捨てられたプラスチックを原料にリサイクルフィラメントを製造する。
ロマン氏が暮らす西オーストラリア地区ではプラスチックの理サイクル施設がなく、使用済みプラスチックは海外のごみ市場に売却され、焼却されていた。それによりCO2や各種の有害物質が大気中に放出される状態を招いていた。
ロマン氏はそうした現状を憂い、プラスチックを回収してフィラメントにリサイクルする事を思いついた。ロマン氏によると、グリーンバッチは西オーストラリア内の3Dプリンターを有する学校の70%が使用できる量のフィラメントを製造出来るという。
ロマン氏は、グリーンバッチがリサイクルフィラメントを製造する事で、ゴミ資源や海洋投棄されたプラスチックのうち、200万本分をリサイクル出来ると見込んでいる。
投棄されたプラスチックやプラスチックゴミをフィラメントにリサイクルプロジェクトは世界各地で立ち上がっている。オランダのベンチャー企業リフィル社も、捨てられたヨーグルトの容器を原料にフィラメントを製造するプロジェクトを立ち上げている。