アレフ・オブジェクト、世界初のオープンソース3Dプリンター用フィラメントをリリース https://consumables.ic3dprinters.com/shop/filament/ic3d-pla-3d-printer-filament/

コロラド州に拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、世界初のオープンソース3Dプリンター用フィラメントをリリースする。フィラメントメーカーのIC3Dと共同で開発したもので、現在開催中のRAPID + TCTで公開されている。

オープンソースフィラメントはIC3DのABSフィラメントをベースにしており、原料や製造工程などの情報を記した白書がGitHubにて公開されている。

「(製造方法などを)社内に秘匿しておくことが3Dプリンターを使ったモノづくりやその他の工業アプリケーション利用の障壁になってはならない」とIC3Dの創業者でCEOのマイケル・キャオ氏はコメントしている。

3Dプリンター本体や3Dプリンター用管理ソフトをオープンソース化する動きは以前からあり、特に現在普及が進む一般的なFDM方式の3DプリンターのベースとなっているRepRapプロジェクトそのものがオープンソースプロジェクトとして世界規模で展開されてきている。一方、3Dプリンター用フィラメントをオープンソース化するケースは非常に珍しい。

アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズをリリースしてきている。