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アメリカの市場調査会社のZionリサーチが、3Dプリンター用素材市場が2020年に14億ドル(約1540億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。
「3Dプリンティング・マテリアルマーケット」と題されたレポートは、2014年時点で5億ドル(約555億円)規模だった3Dプリンター用素材市場は年率15%の成長率で拡大を続け、2020年に14億ドル規模に到達するという。
同レポートは、2014年時点での3Dプリンター用素材の全世界消費量を2250トンと見積もっている。
素材の種別ではプラスチック、セラミクス、スチールパウダーが最も大きな割合を占め、特にプラスチックのシェアは全体の40%程度としている。
業界別では電子・家電業界が全体の20%の素材を消費しており、自動車業界が続いているとしている。
地域別では北米地区が全体の35%のシェアを占め、アジア太平洋地区、ヨーロッパと続いているとしている。
3Dプリンター用素材は近年様々な用途や目的に応じた高機能化が進んでおり、市場全体を拡大する要因となっている。