アメリカの宇宙用3Dプリンター製造ベンチャーのメイド・イン・スペースが、サトウキビを原料にして作られたグリーンプラスチックを使った3Dプリントに成功した。
グリーンプラスチックはメイド・イン・スペースとアメリカ最大の樹脂メーカーのブラスケム社が共同で開発した。グリーンプラスチックはフレキシブルな質感を持ち、高い抗化学性とリサイクル可能性が特徴という。また、製造時に温室効果ガスを除去する性質があり、1トン製造されると2.78トンのCO2が削減できるという。
メイド・イン・スペースによると、グリーンプラスチックを使って作られる最初のものは野菜洗浄システムのパイプコネクターで、元となる3Dデータは地球から送られてくるという。
メイド・イン・スペースは2014年9月に世界で初めて宇宙用3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置した。以後宇宙飛行士が各種のパーツなどを宇宙空間で製造している。